久しぶりのブログ投稿です。
早速本題に入りますね!
小学生のころには一日に少なくても30分以上は練習時間が取れていたものの、
中学校に上がってからは部活動も始まり、塾にも通わなくてはならなくて、とても練習時間が取れない!
なんてライフスタイルが、中高生の一般的なライフスタイルかと思います。
当教室でも、そのような生徒さんが数人います。
今日日中高生は、本当に忙しいですね。
思春期における友人関係の築き方もとても重要だと思いますので、お友達と遊ぶ時間も必要不可欠です。
以上の理由から、専門を目指しているのではなく、習い事としてヴァイオリンのレッスンに通っている場合は、
自宅練習時間の確保を最優先事項とするわけにもいかないでしょう。
しかし全く練習しないのであれば、聴力や演奏に必要な筋力も鍛えられないので、
レッスンでズタボロ状態になってしまいます。
そうなると、弾いている本人も自分にふがいなさを感じてしまい、やる気が低下してしまいます。
その最悪な状態を免れるために、当教室では毎日最低5分は練習してくれればいいとしています。
ただ重要なのは、その5分間でどのように練習するか?ということだと思います。
ここからが、今日のブログのポイントです!
まず外せないのが音階練習です。
時間が取れないのであれば、曲の練習よりも基礎練習を優先させます。
一日で練習する分量は、少なくてもOKです。
ただし!
ただザーッと速い流し弾きをするのではなく、ゆっくり一音一音の音程を聞き、
レッスン時の講師のアドヴァイスをきちんと思い出しながら練習しなければ、ただの指慣らしにしかなりません。
ゆっくり弾きながら同時に多数のポイントを押さえて、短時間集中して練習するのが肝要です。
実は、じっくり弾いたほうが聴力と筋力の向上につながります。
速い練習だけしていると、微妙な音程を聞き分けられなくなり、また脱力が不十分になりやすいので、
筋肉を繊細に使うことができません。
もし、一週間の中で、曲や練習曲のための練習時間を割くことができるのであれば、
これも同様に全体を雑に練習するのではなく、数小節から数段ぐらいでいいので、少ない範囲を濃く練習するのが肝心です。
「濃く」というのは、音程、リズム、演奏姿勢(脱力)、弓の使い方、曲想など、多方面に注意を払うという意味です。
広範囲を大雑把に練習すると、音程は悪いわ、リズムは悪いわで曲の完成までにかえって遠回りになってしまいます。
レッスンもスムーズには進みません。
上述の通り、少ない範囲をしっかり練習してきてくれたほうが応用が利き、その後講師と一緒に、曲の先に進むことができます。
まとめて言うと、練習する範囲は少なくていいので、アドヴァイスされたことをすべて押さえるということです!
また、アドヴァイスされたことを忘れないためには、レッスン後就寝前に、ほんの数分でいいので復習するといいです。
「忙しい中高生のための練習方法」と題しましたが、忙しい社会人の方にも同じ練習方法が推奨されます。
毎日ただなんとなく楽器に触るのではなく、ぜひ計画的に集中して練習してみてください。