録画の勧め

新年が明けて、早2週間。

寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

当教室では、先週から早速レッスンが始まっております♪

さて、普段のレッスンで、わたしは生徒さん達に、鏡の前で姿勢をチェックしながら練習することや、

アドヴァイスを客観的に聞くための、レッスンでの録音をお勧めしていますが、

2018年最初のこのブログでは、さらに突っ込んで録画することをお勧めいたします!

 

録画と言うと、発表会の時に記念として撮影される方も多いかと思いますが、

今回わたしがお勧めするポイントは、本番前の練習での撮影で、自分の音楽の伝わり方を

お客さんの立場になってチェックすることです。

表現面で「もっと大げさにやらないと(表現しないと)伝わらないよ!」

という注意をされる方は多いと思います。

かくいうわたしも、学生のころによく先生に言われていました。

当時、「大げさに」と言われてもピンとこないことが多かったです。

毎回のレッスンや自宅練習時は録音していたのですが、録音を再生して

それをイヤホンで神経質に聞いてしまうと、細かいミスにばかり気を取られてしまって、

表現の小ささに気づきにくいことがありました。

当時師事していた先生からは、練習時に録音して、毎回毎回それを過度にチェックすると、

演奏が小さくなる危険があるというご指摘を受けたこともありました。

 

先日、わたしは久しぶりに自分の演奏を録画してみました。

録画再生で自分の演奏を見て(聞いて)みると、

(もしかしたらお客さんにとってはさほど気にならない)細かいミスよりも、

自分自身のオーラの出方と合わせて、表現面により目と耳を向けることができました。

これは自分にとって、とっても大きな収穫でした。

なぜなら、それによって、練習方法や演奏に対する考え方をより明確にすることができたからです。

 

完全にお客さん目線で自分をチェックするということは、

演奏する者にとっては非常に大事なことだと思います。

録画は今、スマフォでも簡単にできますが、できれば大きな画面で画像をチェックできる

録画方法をとることをお勧めいたします。

今度4月に発表会が開催されますが、出演予定の生徒さんには、

録画について、早速アドヴァイスをしました。
お客さん目線の自己チェックが、本番に活かされるといいです!